宗教とは何だろうか
あなたは、宗教を「こうである」と定義できるだろうか。
あなたは、宗教が「誰のために」「何のために」あるのか説明できるだろうか。
では、
あなたは、なぜそれを信仰をしているのだろうか。
もしくは、
あなたは、なぜ何も信仰を持たないのだろうか。
あなたは、本当にそれを信仰しているのだろうか。
あなたは、本当に何も信仰を持っていないのだろうか。
私は、あなたへのこの質問を、まず自分に問うてみた。
私は、私なりの答えを持つにいたるのに、それなりの歳月がかかった。
あなたは答えられただろうか。
誰かに言われたこと、何かに指針のように書かれていた言葉、ではなく、
あなたの、心の深い深い内面から、命の奥底から、引きずり出した答えだろうか。
あなたの全人格に誓って、
あなたは答えられただろうか。
挑発的と感じられるかもしれない。
どうだろうかと、素朴に自問されるかもしれない。
この問いかけは、信仰のあり方を転換するにあたっての、私の根源から発せられた素朴な疑問であった。
そして、同時に自己変革への希求による、私自身への挑発であった、と今になって言える。