あなたへの声明

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「なぜ信じるのだろうか」から始める問い

宗教とは何だろうか?と考えていくなかで、なかなか納得のいく回答は見つけられなかった。

宗教は「組織」であり「団体」であり、「コミュニティ」でもあり「文化」でもあるとまず考えたが、私が欲しい答えはそういう自明で形式的なものではなかった。

 

宗教とは何だろうか。

なぜ、私は祈るのだろうか。

なぜ、私は信じるのだろうか。

 

改めて私自身の問いを逆に辿ると、なぜ信じるのだろうかという問いかけが、宗教の前に立ち上がっていた。

信じるとは「信仰」と言い換えられる。例えば、開祖が書き記した指針は正しいと信じること、唱えれば必ずご本尊は応えてくれると信じることを指す。根拠が示されたわけでもないものを、無条件に信じて仰ぐ「信仰」が、集団としての宗教とともに個々の行為として存在している。

 

「宗教とは何だろうか?」という問いの裏に隠れている、「なぜ私は信じるのだろうか?」という問いを見つけるまでに、私の場合は少し時間を要してしまった。